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2007.05.19

まだネットを使うユーザーの意識は低い

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 ネットは発展途上の媒体だと言うことはよく理解出来ました。もしこのままリテラシーもモラルも改善されないようであれば、治安維持のための何らかのシステムが必要になるでしょう。

 ・Winny合法利用は「机上の空論」 ACCS久保田氏がコメント(IT Media)

 Winnyで漫画を違法にアップロードしていた疑いで3人が逮捕されたのを受け(関連記事参照)、コンピュータソフトウェア著作権協会(ACCS)の久保田裕専務理事はコメントを発表し、今回の逮捕について「Winnyによる侵害行為が蔓延している実態を改めて示したもの」と指摘した。

 コメントでは、Winnyを使って自分の作品を公開する「合法的な利用」は、ACCSなどのの実態調査では「ごく少数にとどまっている」ことを挙げた上で、「現状のWinnyネットワークでは、参加するだけでファイルの断片を勝手に中継させられるという機能があることからも、完全な合法利用と言い切るのは無理がある」と指摘。

 また現状では、多くの人に作品を知ってほしい場合は、一般のWebやブログを使って作品を公開するほうが「合理的」であり、Winnyではファイル名で検索する必要があるため、有名ではないファイルが活発にやり取りされる可能性は「皆無に近い」ため、「現在のWinnyが合法利用にも役立つとの主張は、机上の空論と言わざるを得ない」としている。

 その上で「Winnyはそのネットワークに参加した時点で、違法な送信行為に『加担』している」とWinnyユーザーに警告し、利用をやめるよう求めている。

 私はWinnyなどのファイル共有ソフトは「ネットの将来における可能性」を示す上で重要な存在だと思っています。しかし残念ながらネット上に「性善説」など通用しません。あるのは、匿名性と言う大きな後ろ盾を手に入れた「欲望」の捌け口です。こんな状態でファイル共有ソフトの将来性を説いても意味はありません。

 ネットにある程度の秩序が構築されるのは、まだまだ先の話だと思います。とすれば、その前に既存の権力による「強制的な治安の維持」がなされるのは時間の問題だと思います。すでに中国ではインターネットを国家によって統制しようと色々な政策がなされています。中国の場合は、体制維持という大きな目的があるものの、他国にとっては「著作権侵害」が大きな問題です。この解決方法として中国と同様の「ネットの統制」が行われてもおかしくはないでしょう。

 ・「ウイルスに感染しませんか」広告に多数のクリック(IT Media)

 Googleに掲載された怪しげな広告を不用意にクリックしてしまうユーザーが何百人もいる――。セキュリティ研究者がGoogleの広告システムAdwordsで実験を行い、結果をブログで公表した。

 この実験は、Adwordsの悪用が可能かどうかを試す目的で、ベルギーのITセキュリティ専門家、ディディエ・スティーブンズ氏が実施。次のような内容の広告を半年にわたってGoogleに掲載し、ユーザーの反応を調べた。

 ドライブバイダウンロードとは、特定のサイトを閲覧しただけで、ユーザーが気付かないうちにマルウェアなどをダウンロードさせる手口のこと。

 広告掲載に当たり、スティーブンズ氏はまず「drive-by-download.info」のドメインを登録し、訪れたユーザーのログを記録する Webページを開設。Google Adwordsを使い、「drive by download」の単語を組み合わせて検索した場合にこの広告が表示されるようにした。

 広告は半年間で25万9723回表示され、クリックされた回数は409回。クリックスルー率は0.16%だった。広告掲載にかかった費用は17 ユーロ(23ドル)のみ。同サイトで実際に攻撃コードをホスティングしていたとすれば、1台あたりわずか0.04ユーロ(0.06ドル)のコストで感染させることができていた計算になる。マシンの98%はWindows搭載だった。

 Google Adwordsにもっと費用をかけて巧みに仕組んだ広告を載せれば、はるかに多くのトラフィックを稼げたことは間違いないとスティーブンズ氏は指摘する。

 広告は意図的に怪しい内容に見せかけたが、問題なくGoogleに受け入れられ、これまでのところ苦情もないと同氏は報告している。

 まだまだセキュリティの知識もないまま、ネットの中にある「なんだか楽しそうな情報」を求めてさまよう人たちが多いのでしょう。

 私はそんな人に対して、せめてウィルス対策ソフトは導入して欲しいと思っていますが、それすらもしない人がいるとよく聞きます。今回のように意図的に陥れる人がいれば、ウィルス対策ソフトを導入していてもひとたまりもないでしょう。結局はリアルの世界と同じで、怪しいところには立ち入るべきではないのです。その敷居が低くなったからと言って、その心得が変わるものではありません。

 結局はリアルの社会と同じで、一般的な常識やモラル、そして自らを守るための「護身術」が存在します。そうしたものを学ばずにネットを「宝の山」だと思っている人が意外に多いのではないでしょうか。ネットは爆発的な普及の後に、「調整期」へと突入するような気がしています。


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