2008.05.02
携帯電話各社、フィルタリングについて見直し
当然と言えば当然ですが、何でも総務省の言いなりになって、フィルタリングの良し悪しを本当に議論していたのか気になります。とりあえずは拙速に物事を決めずに良かったです。
・モバイルキャリア4社、フィルタリングサービスについて見直し(CNET Japan)
電気通信事業者協会(TCA)に加盟している携帯電話・PHS事業者4社(NTTドコモグループ、KDDIグループ、ソフトバンクモバイル、ウィルコム)は4月28日、有害サイトアクセス制限サービス(フィルタリングサービス)について、新たな取り組みを進めると発表した。これは、4月25日に行われたフィルタリングサービスの改善などに関する総務大臣の要請に基づく。
4社は2007年12月に総務大臣の要請を受け、フィルタリングサービスを導入している。今回の取り組みにより、6月より実施予定だった18歳未満の既存契約者へのフィルタリングサービスの利用確認の実施時期を見直すという。具体的な内容や時期については、今後発表する予定だ。
私は何度か言っているのですが、フィルタリングと言う行為は表現の自由を奪いかねないと同時に、既存業者の既得権益となりかねないと思っています。
具体的に言えば、フィルタリングによってSNS、ブログなどの個人が「公」に対して情報発信できる機会を大幅に狭めることになります。下手をすれば、フィルタリングによって大企業のお仕着せのコンテンツサイトしか残らないことにもなりかねません。
また、今フィルタリングを逃れたサービスは、さらに自らがフィルタリング去れないように意見を述べていくことでしょう。逆にフィルタリングされた側は、経営機会を損失し大幅に減収することでしょう。よってベンチャー企業などは倒産し、発言の機会すら得られなくなってしまいます。こうしたフィルタリングが、ごく小規模の内輪の中で決められているとすれば、不公平だと感じると同時に、「フィルタリングされない側」こそが不当に利益を得ていると言う構図も成り立ちます。さらにフィルタリングをする側が「政府」であったとすれば、「言論の弾圧」などと騒ぐ人々がいるのは容易に想像が出来ます。
とりあえず、結論が先延ばしになったのは良かったです。これから、大多数の理解が得られそうな方向に向かうことを期待します。
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